羅臼の宿まるみのおすすめツーリング
知床にはアプローチの難しい、存在は知られていても地元の人もまだ目にしたことがない穴場、逆にせっかく来たんだからぜひ行ってほしいおすすめポイントがたくさんあります。そのなかで「まるみ」から車で行ける‘秘境’をご紹介します。
秘境度
★★★★★
到達難易度
★★★★★
秘境度、到達難易度を5段階であらわしてみました。主人のアドバイスとあわせて、ツーリングプランの参考にどうぞ。
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朝の国後島遠望
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羅臼間歇泉
北海道指定の天然記念物。羅臼岳の羅臼側の登山口にあるのが羅臼間歇泉で、国設野営場、熊の湯が近くにあります。
昭和37年の羅臼岳周辺の群発地震の際に誕生しました。
一帯は羅臼温泉の温泉源で、各所から温泉が湧出しています。ほとんど宣伝されていないため、知床を訪れる人でも存在すら知らない人が大半の穴場です。
現在でも60分から90分間隔で12mの熱湯が吹き上がる様子が見物できます。
主人のアドバイス

間歇泉の噴出状況は、間歇泉の脇にある山小屋「峰」の管理人に尋ねるといいでしょう。「峰」は羅臼温泉街にあるホテル峰の湯直営の山小屋で、羅臼岳の登山基地になっています。
駐車場は山小屋を利用せず、登山道の入口に駐車を(10台収容)。
近々新ビジターセンターの工事が始まります。
宿から車で約10分
秘境度
★★
到達難易度
羅臼間歇泉

熊越の滝
熊の湯の露天風呂の少し上流、羅臼川が落差8mもの滝となって落下する熊越の滝。
知床横断道路途中にある歩道の入口からなら片道20分ほどで到達します。近年まで道がなかったので、地元の人もまだ目にしたことがない人がいるという、羅臼らしい秘瀑です。実は、羅臼岳の溶岩流の末端にあたります。
シェルター手前の入口に2台ほど駐車スペースがありますが、見落としやすいので宿で聞いてからお出かけを。
主人のアドバイス

歩道の一部が崩壊し、現在滝壺まで行くことができません。それでも途中には温泉が湧く場所、巨大なミズナラなどもあり、知床の自然を堪能できます。
その名の通り、実際に周辺は熊の通り道。少人数で歩くときには熊除けの鈴などを鳴らしながら行動を。残雪期には長靴を貸し出します。
宿から車で約15分、徒歩片道20分
秘境度
★★
到達難易度
★★
熊越の滝

見返り峠
知床横断道途中にあるビューポイント。
ポスターやパンフレットでお馴染みの景色です。
眼下に横断道路が、そして根室海峡の上に国後島が浮かびます。羅臼岳を眼前にする一等地でもあるので、紅葉や新緑、そして残雪期には絶景となります。
主人のアドバイス

かつて羅臼市街から羅臼湖へ登山道があった時代、見返り峠の近くに富士見台がありました。羅臼岳は知床の「富士山」なのです。斜里岳も斜里では「富士山」ですが、羅臼では羅臼岳が富士山です。
アイヌ語ではチャチャヌプリ、老いた山という意味です。国後島の最高峰は北端にある爺爺岳(チャチャ岳)も同じ意味です。
宿から車で約30分
秘境度
到達難易度
見返り峠

羅臼湖歩道
かつて朝日新聞の名物記者・本多勝一が「北海道最後の秘境」と記したのが羅臼湖です。当時は、知床横断道路が無い時代で、まさに秘境中の秘境でした。
今では、知床横断道路の知床峠近くから羅臼湖まで羅臼湖歩道が整備され、「入口さえわかれば」2時間ほどのハイキングで羅臼湖に到達できるようになりました。
入口には駐車スペースがなく、無断で路肩に駐車しているのが現状です。
主人のアドバイス

自然保護の観点から、知床横断道路沿いにある歩道入口には表示がありません。まずは宿やNPOの主催するトレッキングに参加を。
途中の三の沼は羅臼岳を眺望する抜群の展望地。知床でも屈指のビューポイントになっています。
おすすめトレッキングのページに詳しい内容があります。
宿から車で約30分、徒歩片道2時間
秘境度
★★
到達難易度
★★★
三の沼
三の沼

マッカウス洞窟
羅臼港から相泊へと少し車を進めた海岸にあります。松浦武四郎が知床を探検したとき、この洞窟に泊まったことが知床日誌に記されています。
ヒカリゴケの自生の規模が国内最大のため、北海道の天然記念物に指定されています。ヒカリゴケは糸状に伸びた茎の部分にレンズ状の細胞が並び、これが光を反射してエメラルド色に輝きます。
ヒカリゴケは見つけづらいですが、よく探せば奥の方で必ずキラリと光ります。
主人のアドバイス

流氷押し寄せる春先には巨大な氷柱ができて、わざわざそれを目指してカメラマンがやって来るほどです。羅臼の宿まるみの絵葉書にもなっているので興味のある方はご覧ください。
ちなみにマッカウスとはアイヌ語でフキの多い場所という意味。今はどうなのか、周辺を見回してくださいね。
宿から車で約15分
秘境度
到達難易度
マッカウス洞窟

知床峠
斜里町ウトロと羅臼町市街を結ぶ知床横断道路は、知床連山をよいしょと乗り越えますが、その頂上部が羅臼岳の南肩にあたる標高738mの知床峠です。
峠の羅臼側にある駐車場に車を入れれば、羅臼岳を眼前に、遠く国後島まで眺望できます。
峠には66台収容の無料駐車場とトイレがあります。
主人のアドバイス

知床横断道路は、例年4月下旬から11月上旬まで通行できます。
ウトロ側の森林限界は標高700mなので、峠はすでに森林限界でトイレの横にはハイマツの群落があります。峠近くの国道脇には7月末まで雪渓も残りますが、そこはヒグマの遊び場にもなっています。
国後を眺めるだけでなく、日の出、夕陽、そして星空ウォッチングのポイントとしてもオススメです。
宿から車で約30分
秘境度
到達難易度
知床峠

望郷台
羅臼港背後の海抜167mの高台にある展望台で、羅臼国後展望塔が建っています。
羅臼港を眼下に、国後島を眺望します。目を転じれば、谷の奥には羅臼岳の雄姿が!
展望塔への道は狭いので、大型バスの通行などに注意を。
主人のアドバイス

ここから眺める日の出のシーンは、感動的です。
6月なら午前3時台という早さですが、羅臼港のかなた、国後島から朝日が昇る夜明けの景色は、早起きして訪れる価値大。
またイカ釣り船が明かりを付けて港に勢揃いする光景も、カメラマンには人気のシーンです。
宿から車で約20分
秘境度
到達難易度
望郷台

セセキの滝
羅臼港から道道知床公園羅臼線の終点、相泊を目指して走り、終点の相泊のひとつ手前にある集落が瀬石。エゾマツ、トドマツが盆栽のように茂る断崖から海へと落ちる滝がセセキの滝です。
雪解けのシーズンならその水量で道路が濡れるほど。落差は約30m、実はこの滝「車窓から眺める日本最東端の滝」でもあります。
主人のアドバイス

羅臼町経済部長の池田栄寿さんは、道道知床公園羅臼線を「盆栽ロード」と命名。
厳しい自然環境に耐え、矮小化した風衝木は、まさに自然が生み出したオブジェのよう。
羅臼港から相泊港を目ざすなら、道路脇の木々や熊岩、ゴジラ岩などの奇岩にも注目を!
宿から車で約40分
秘境度
★★
到達難易度
セセキの滝

羅臼灯台
羅臼港から道道知床公園羅臼線の終点、相泊を目指して走り、最初の岩山をトンネルで抜けると左に急な舗装路が。この急坂を登ると羅臼灯台があります。
羅臼港からも視認できる紅白の灯台で、「魚の城下町」と呼ばれる羅臼の守り神のような存在です。
灯台周囲は災害時の避難場所も兼ねて公園化されていますが、ここに来る観光客は皆無の穴場です。まさに知床観光の「灯台もと暗し!」
主人のアドバイス

灯台周辺は羅臼港や羅臼町の海岸線、さらに国後島を眺望する展望地。
ただし、灯台は高さ70mの断崖絶壁の上にあるので、くれぐれも足場にご注意を。また、灯台周辺のクマザサ帯には熊の食痕や昼寝の跡も見かけるので、少人数での行動では熊除けの鈴などを持参を。
取り付け道路はわかりにくいので、宿で聞いてからお出かけください。
宿から車で約25分
秘境度
★★★
到達難易度
★★
羅臼灯台
羅臼灯台から国後島を眺望
国後島を眺望

『知床旅情』は、羅臼に生きる漁師をテーマにした映画『地の涯に生きるもの』(原作は戸川幸夫の小説『オホ−ツク老人』)の撮影終了時に、羅臼の人々の人情に感謝を込めて、森繁久彌さんが即興で作った『さらば羅臼』がもと歌です。映画は昭和35年に公開されました。
当時は知床横断道は開通しておらず、ウトロとは船で交流していました。『知床旅情』に歌われた「君は出てゆく、峠を越えて」の峠とは、実は羅臼峠です。ではどこにあるのでしょうか?
主人のアドバイス

羅臼から標津方面に車で走るとスノーシェルターがあります。右側はオートキャンプ場です。その左手に旧道が通っているのですが、ここに『知床旅情』に歌われた羅臼峠があります。
今や、斜里町の経済力・政治力で、別れの日は来た羅臼の村にも(『さらば羅臼』)が、別れの日は来た知床の村にも(『知床旅情』)になっています。
宿から車で約10分
秘境度
★★
到達難易度
★★

羅臼の宿 まるみ
〒086-1841 北海道目梨郡羅臼町八木浜町24
tel.0153-88-1313
fax.0153-88-2128
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