羅臼の宿まるみのおすすめトレッキング
知床の豊かな山岳部の自然を知るために
羅臼湖に行こう!
 知床連山の知西別岳の山頂近くに位置する羅臼湖。知床横断道路の見返り峠近くにある羅臼湖入口から、羅臼湖歩道(登山道)を利用すれば往復3時間30分ほどのトレッキングで、原始性の高い知床の自然を満喫できます。人跡未踏の山域もある知床の山ですが、そのプリミティブな自然をもっとも手軽に観察できるのが羅臼湖歩道です。
 歩道入口から美しい湖沼群、ハイマツの樹海、お花畑が連続する別天地です。近年、足場の悪い湿原には木道が整備されましたが、羅臼湖歩道の入口には羅臼湖周辺の環境保護を目的として案内板もありませんから、羅臼の宿まるみに泊まったら、主人によく確認してから出かけるようにしましょう。
 ご希望があれば、ガイドも致しますので、フロントにご確認ください。
一の沼
近年まで幻の湖だった羅臼湖は
北海道最後の秘境!
 羅臼湖はごく最近まで人跡未踏の地で、幻の湖でした。昭和34年に朝日新聞の記者だった本多勝一さんが羅臼を訪問。そのとき羅臼のバスセンターの看板に羅臼湖という文字を見つけました。
 早速、本多さんは羅臼山岳会や観光関係者に取材を開始。すると「いろんな山岳会や調査隊が近づこうとしたが失敗」「巨大なイトウが棲む」「マリモがある」「ヒグマの巣」「浮島がぷかぷか浮いている」など、奇怪な話が続出しました。しかもなんと明大、北大、法政大、羅臼水産事業所、ウトロ山岳会などの調査隊が、ことごとく羅臼側から到達に失敗していることも判明。
 翌、昭和35年に、羅臼側に比べればハイマツのジャングルの密度の薄いウトロ側から探検を決行、9月17日に羅臼湖に到達しています。当時この湖は、羅臼側ではおもに羅臼湖、ウトロ側では大沼、一般的には無名湖と呼ばれていました。羅臼では一部の人はチニシベツ湖と呼んでいました。昭和37年に羅臼側からの登山道が付けられましたが、10年ほど前までは年間数百人しか歩かない、まさに秘境中の秘境でした。
羅臼湖
多くのカメラマンは絶句する!
北海道一の絶景だと
 羅臼湖は、約3000年前に天頂山の噴火により、知西別川(ちにしべつがわ)が溶岩によってせき止められてできた周囲約6kmの堰き止め湖です。標高740m、面積0.43平方キロ、最大水深4m。羅臼湖から知西別川は滝となって落下していますが、残念ながら羅臼湖歩道からは見えません。羅臼岳の山頂からも羅臼湖を見ることができますから当然、羅臼湖からも山頂を見ることができます。
 湿原に囲まれた羅臼湖は雲上の別天地ですが、湖までのアプローチも最高に素敵です。とくに三の沼からの眺めは、北海道一の絶景と言われています。風がない日なら沼に羅臼岳が映り、言葉を失うほどの神々しさがあります。
三の沼の湖面に映る羅臼岳
羅臼湖歩道マップ
 
コケモモ
チングルマ
ミズバショウ
ウメバチソウ
ワタスゲ
◆入山のご注意◆
羅臼湖歩道周辺は、国指定の鳥獣保護区の特別保護地区、国立公園の特別保護地域に指定されています。一木一石たりとて動かさないくらいの心構えで入山してください。
ヒグマの生息地帯です。単独での行動は避けましょう。また、朝夕はヒグマの活動時間帯です。避けることが賢明です。
ヒグマの誘因に繋がりますので、羅臼湖歩道での食事はご遠慮ください。飲料も匂いのあるものは避け、ヒグマの生息する自然環境に配慮した行動をお願いします。
ゴミはすべて持ち帰ってください。小さなものでも氷河時代の残存種がようやく生育する厳しい環境です。いかなるゴミも持ち帰るように心して入山してください。
雨上がりにはブヨが多い場合があります。虫よけスプレーなどをご持参ください。
残雪期を除き水場はありません。水筒をご用意ください。

NPO法人しれとこラ・ウシが用意する詳細な地図があります。またレンタル用のリュックサック、小型双眼鏡、雨具などの用意もありますので、お気軽にお声をお掛けください。

 
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